2017年10月13日

ベネチアングラス

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患者さん妹:「ねぇ、貰ってくれない先生。貸倉庫もう一杯で。良い輪島塗の畳二畳ほどのお座敷用机。良い品よ」
JO君:「あのね、私は引き取り業者じゃないんだから。我が家は洋風。第一狭いし、畳の日本間無いし。お気持ちだけで充分」
患者さん妹:「じゃあ。ベネチアグラスセット。これなら良いでしょ。ねっ、お姉さん」
患者さん:「あれ?25年前に2か月ほどヨーロッパに旅行に行ったのよ。イタリアで買ったもの。船便で日本に来たけど開封すらしていない。どんな柄を買ったのかしら。忘れたけど使って。あげる」
JO君:「思い出の大事な品なんでしょ。一度だけでも、使うか、飾ればいいじゃん。もったいない」
姉妹:「良いから、持っていきなさいって言ってるでしょ」
JO君:「わ、わかりましたよ。大切に使わせてもらいます。頂戴いたしますから。もう仕事させてよ」
なんて挨拶して2か月。こちらも忘れていたが、向こうさんもすっかり約束忘れて良かったなと思った矢先、品物を手渡された。ベネチアグラスというと赤や緑で造形がアグレッシブでコテコテという花瓶のイメージ。我が家と合うか。肉厚のバカラっぽいのを想像していたが、意外と軽い。
患者さん:「あげる前に、どんなの買ったのかだけでも見せてよ。記憶がない」
興味津々で開封。
JO君:「ひぇ〜。意外。繊細と云うか少女的。25年前はこんなにも乙女チックな品を選ぶ人だったの」
患者さん:「なにそれ。酷い事言う先生ね。あげないわよ」
JO君:「何よ。互いに江戸っ子でしょうが。一度口に出したら約束は守るんでしょ」
すったもんだがあったが、大きな箱は我が家に移動。改めて依頼品を見てみようって、お宝探偵団か。首の部分は空気が封印されている面白いベネチアグラスである。5客揃っているが、座の淵とカップ部分に紅をあしらっている。手造りでその飾りは色合い、幅、間隔など微妙に異なる。バランスが良い、割れそうな薄い造形。はたして本物か?お値段は?…。さっぱりわからん。でも、折角だからワインでも、これで頂いちゃおう。
えり先生:「キッチンで何をしているのよ。凄い包装紙の量」
JO君:「患者さんから頂いた。使えって」
えり先生:「断捨離かしら。こちらもそろそろ断捨離世代。余計な物増やさないでね」
JO君:「ぐっ!?」
posted by ジョー at 06:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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